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September 05, 2005

暗黙知の伝承

ここでは暗黙知の規定は行わないが、以前P.ドラッカーの主催するMBAコースを終了した人にドラッカーの講義の特色を伺った・・・・・良く本題から種々の話にそれていく・・・・これが特徴だと伺った・・・・・自分の中では、妙にすっきりと理解が出来る。・・・・・・・・

既に80年近く産業界と学会の両方を生き抜いてきたドラッカーは、君子の誰もが陥るように、人を育てる事に大きな楽しみを見出していると推察される・・・・・・・しかし、社会の現象は正に、バランス感覚・・・・中庸に到達する。

それ故、比喩的な説明が多い人であるとの意見の何十年もドラッカーと交流のある人に伺ったことがある・・・・・

日本人社会では、自慢は禁句の側面があるが、自分自身、第一の人生および第二の人生の両方にて、多くの困難を乗り切り、大きな成果をあげてきた・・・・・・・この知見を、如何に伝承するか、現役時代からのテーマであり、非常にうまく言った時もあれば、うまく伝承できなかった時もある。・・・・・・・

実は、心理学の大学院に行く目的の一つが、この暗黙知の更なる理解と伝承能力の向上であった。・・・・・・・

会社を辞めるとき、既に引退した元役員まで小生の送別会に参加して頂いた事がある。 その時の送辞の一部で次のような言葉があった・・・・・・今この本部が発展し存続しているのかKozyさんのお蔭といっても良い、今まで種々の困難があったが、彼は“常人には思いもつかないアイデアを出し実行してくれた”・・・・・・・・・

自分自身は常識人であると自負しているが、普通の人から見れば常人ではないのかもしれない・・・・少し棘のある言葉ではあるが、言いえて妙な表現であり、暗黙知の本質をついている気もする・・・・・・・

会社を自主退社して三年目になるが、暗黙知とその伝承方法について考え続けてきたが、最近やっと答えを見出す事が出来た。 しかし、これは完全なる言語知にはならないと言われるであろうが、今までの先人の言語化されたものに比べると大きな進歩であると自負している・・・・・・・・・・

1.脳工学の進化に伴い、認知を受け持つ大脳皮質は全て6層構造の積み重ねで出来ている・・・・つまり、一度に最大六つ以上の視点で見るのは止めろ・・・・六つ以上で捉えると病むだけである・・・・・・心理学の知見では、人間は一度に見れる視点は最大8視点までというのがある・・・・6視点が良いところだと思う。

2.6という数字は素数で捉えると2x3になる・・・・・・三角形は、一番強く安定した構造を意味している・・・・表裏一体(及び対)の原則(2視点) x 3視点、または、3+3=6視点で考える・・・・・これを掘り下げる為に、掘り下げるところを、また、2x3または3+3の視点で考えていく・・・・・この事が大事である。

3.人間は常に何かの集団に属して生きている・・・・・集団に翻弄されながら、苦痛と孤独が集団の中の独立した個人を作る=人間の成長の基本である・・・・・・・本Blog で何度も述べているように人生を大きく三つに分けて捉えるべきである、社会に出るまでの第一の人生・・・・・限られた社会での限られた経験と自活せずに甘えさせていただいた時代、 自分以外の多くの人への責任を背負った第二の人生・・・・・・・・この責任の大きさが、苦痛と孤独という成長の機会を与えてくれる、 そして、個別の責任から解放され自分自身の為が、同時に社会の為になる生き方が出来る第三の人生・・・・・・・今、自分は何処にいるのか、相手は何処にいるのか・・・・単純な年齢とは同じではない・・・・・・・・・いわば人生のメカニズムの理解と捉えている・・・・・・・・

4.最新の知見を総合すると、発達しすぎた脳は、過去の経験と情動により、人間の行動を無意識のうちのコントロールしてしまう事が解って来つつある・・・・・・・知人の話によると、ドラッカーは生きることは選択をすること(自分で考え自分で決断すること)・・・・・とよく言っているとのこと・・・・・・多重人格などは脳が人間を支配している例とも言い得る(心のエネルギー不足状態)。

5.心理療法に於いても、人間は両義性=Ambivalence=矛盾する感情を持ち、これが原因で悩む人が多いが、それはそれでかまわないというと、結果として、バランスをとる努力=継続的にどちらかを選択または決断をすることが、心のエネルギーを回復させる事例が報告されている。

以上より、Kozyの結論としての方策は;

1.人生の成長のメカニズムとして、人生を大きく三つに分けて捉える生きていく姿勢の確立・・・・・言い換えると、この考えの習慣化・・・・・・

2.心の姿勢として、常に三つの視点で物事を見る事を習慣化すること。

この三つの視点論は何度もアップロードしているので、燦々の人生のBlogを参照してください。

ここでは、三つめの視点である第三の目は、自分で育てるものであり、それが、自分の本当の心=自分の中の神に近いものになり、心のエネルギーの源泉になるものになる・・・・・・何処まで素晴らしいものに出来るかが生きる目的になる・・・・・・・心が元気だと何でもできるという確固とした信念を作ってくれる・・・・・・・・

多くの異なる経験を積み重ね、第一の目を磨き、第二の目も磨き、そして、第三の目を何処まで磨けるか・・・・・第三の目が心の姿勢になり、それ自体が暗黙知そのもになっていく。・・・・・・・・・・・

社会における才能とは、如何に良い事を習慣化できるか、言いかえると、無意識のうちに考え行動できるかだと確信している・・・・・・・上で述べた最大6視点も、本当に習慣化できれば、当然、もっと多くの視点で瞬時に捉え整理できるようになる・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に、株の世界の格言の一つに、“百の理論より、一つの取引”・・・・・これは、経験に勝るものはないとの意味以外に、幾ら専門用語による専門書を読んで理解した心算で現場では役に立たない・・・・この事は、言葉でしか記憶できないのが人間であるが、本当に理解を記憶しようとすれば、平易な言葉に置換え理解を整理する習慣が必要であり、また、メタファーに置換えて理解を確認する・・・・・・・この習慣化が出来ないと、三つも目の眼力は成長しない・・・・・・・

上記眼力の成長のためには、念の為だが、常にシステムとして捉える・・・・システムとして全体を俯瞰して、その中のこのポイントは理解できた、または、このように理解できるのではと考える姿勢が同時に必要である。・・・・・・・全ては相関のなかにある・・・・・・・・・・・第3の目を育てるとは、どれだけ多くのシステムとして捉えれるようになるか・・・・との言い得る・・・・・・・・・・・・

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