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May 25, 2006

これからの人事の役割・・・人事管理から気財管理へ(7)

第7回は、種々の規定が言われているが、ポジティブについて掘り下げたい・・・

ここで規定するポジティブとは、Kozyの三相研究が示唆する、企業人としてのポジティブとは、もっと言い換えると、米国で言われるPMA=Positive Mind Attitudeともいえる・・・・このPMAの構成概念を掘り下げてみたい・・・

企業内における企業人の人材育成は如何にポジティブな人間に変移させるかに尽きる・・・この姿勢、つまり、姿勢とは知識ではない、仕事に取り組む姿勢・・・・これが、以前もアップロードしたことがあるが、取り組む姿勢=暗黙知だと捉えていえる・・・・心の姿勢とも換言できる・・・・

Kozyの研究は後分析=メタアナリシスであり、残念ながら、Kozyの研究目的に絞り込んだ質問内容でない・・・それ故に、因果関係を解析すると有意に強いものは出なかったが、因果を見ていくと:

仕事に対する誠実性→現実原則→チーム・ワーク志向→対人愛他性→コミュニケーション能力→折衝能力→文脈的業績能力への繋がっている・・・・・

しかし、成長できない人は、現実原則のところで、挫折している・・・・この現実原則の反意語が快楽原則である・・・古典でもあるが、人の成長は快楽原則から現実原則に変わっていくことでもある・・・・・

この現実には自分と相手および社会に対するありのままの受容・・・これが結構難しい・・・・Kozyも若いときは、世の中が悪いと社会への闘争をしていた・・・・この闘争の中で、自分もこんなに弱く矛盾もあり、それが人間であることから、相手・社会に理想を求めるとはなんと傲慢なのか・・・人間の傲慢さに気付かされた・・・・

心理学的には闘争と回避は同根の問題であり、真ん中の三の人は回避行動に出ている。そして、下の三は闘争行動に出ている・・・・

人間の弱さ、つまり、人間の性とも言いえるが、この事は人間の成長メカニズムが恐怖感に基づく自動脳の機能で成長して(青年期を迎えて)、恐怖と自動脳の呪縛からの開放を通じてなされる・・・・この理解が、今や、科学的に確認されていることに対する理解が、現実原則およびその為に一番必要な忍耐力を醸成する・・・・

これらの人間の成長は行動と経験により醸成される・・・・つまり、誰もが同じ経験を持つ、また、同じ環境で育つことはあり得ない・・・・この事は、全ての人間は異なるレベルでの情動に支配されて行動する・・・論理的な行動ばかりではない・・・・・だからこそ、問題はおきるが、問題解決には情動は正しく共有は出来ないが、科学的な論理と集団の目的は共有できる・・・問題解決とは、論理と目的の共有のことである・・・・・

そして、普遍なものは無い・・・・普遍を求めるのは心の弱さである・・・

無くて七癖・・・・誰もが無意識のうちにバイアスを持っている・・・このことの理解は非常に重要である・・・それが故に、より多くのそしてより深い経験を積むことにより、比喩的に言うとバイアスを無限大にまで醸成することがバイアスをなくすことになる・・・・だから、とにかくやって見ようの姿勢が大事になる・・・・・

コミュニケーション能力とか、説得能力というのが、コーチングとか言われて盛んであるが、Kozyに言わせると、正論以外の能力の問題であり、今回の研究での有意な相関関係を見ていると、人間は、恐怖感といえばきれいな言葉であるが、成長の途中の人は、恐怖と自動脳に縛られているということは、自己中であると言うことである・・・・

それゆえ、コミュニケーション能力も説得能力も、答えは単純に、如何に相手の恐怖を知り、恐怖感を刺激しないで、且つ、本当に相手のためになることを話せるかに尽きる・・・・

このときに、一番の問題は、特に社内のコミュニケーションと説得においては、信頼できる人間と認知されるか否かがスタートになる・・・・信頼されるか否かは、普段の言動をみんなが見ている・・・まさに、自己責任なのである・・・

以前もアップロードしたが、ストレスは成長への一里塚でしかない・・・・

現実原則への変移を早めるのは、恐怖を直視する・・・恐怖から遠ざかっても良いが目を背けない・・・人間はよくも悪くの自動脳の機能のお陰で、“慣れる”という天分を持っている・・・・恐怖もだんだん慣れてくる・・・この結果が成功体験を生む・・・・・大事な姿勢である・・・恐怖に正対する、けっして背を向けない・・・・ただし、いろんな角度から見ることにより、違うものが見てくる・・・また、慣れが早まる・・・・

以上を総括すると、企業人に求められるポジティブとは、PMAとは、

1.人間としての誠実性=仕事への責任感。
2.恐怖に対して正対する=現実への対峙能力
3.何でも遣ってみる精神=良い多くより深い経験をよろこんで積む
4.論理思考を助ける知性=システマティックな理解力

しかし、ポスト・モダニズムの時代で一番大事なのは、Kozyの研究には残念ながら、その種の質問は含まれてなかったが、観察能力=What is changingを感じ取る能力・・・女性が男性の八倍との報告があり、如何に、女性と上手く協業できるかが大事になる・・・・

所謂、Off-JTの人材教育コースで、論理思考を助ける知識には少し貢献できるが、上記の1-3項の姿勢の確立教育がないと、結果としては、効果が弱すぎる・・・・・

今必要な教育は、人材育成は、如何に、自分は自動脳の頚木=呪縛に翻弄されているかを気付かせることが一番有効であると信じる・・・・・

この為には、不必要な恐怖感を社内で与えない為に、社内文脈=社内気脈を調べ、正しい気のエネルギーを維持・向上させることが、人材ではなく、人財でも無く、会社の成長の最大のDriverが企業の気財(企業文化といっても良い、また、企業DNAと言っても良い)と呼びたい・・・

これからの企業は、資本主義から、気本主義・・・これが日本の企業の進むべき道であると確信する・・・・・

社員が成長すれば、会社は、“産業突然死”に見舞われることが無く成長できる・・・・このことに賛同頂ける、大企業の人事の方が居られましたら、先ずは、現状掌握のための調査から、もし調査をかって行って居られるのであれば、どんな調査データからでもある程度の現状認識が、最新の統計解析が可能にします・・・

ご興味ある方は、当方までコンタクトしてください・・・・・

本シリーズはこれをもって終了とする・・・

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Comments

人事管理を中心に海外進出(USA)企業用にブログをUpしてみました。

参考になれば幸いです。

Kozyです。Blogを覘かせて頂きました。
人事部からの海外駐在員は、人事はローカルを基本とする会社が日本ではメインですので、稀ですね。 実際は、他の部門からの駐在員が、管理職に就く事により、人事に関係する。その時に参考になるBlogですね。その意味では、人事の英語での専門用語を知らなくて最初は苦労する。
その点では、英語でのアップロードで始められたのが理解できます。
しかし、本社の人事の責任者には英語の弱い人が多い。
英語と日本語の両分をアップロードすることをお勧めします。

Thanks for your concern

Posted by: 上田修三 | May 25, 2006 at 01:36 PM

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