天職・適職の見つけ方・・・・
先日の土曜日に、Kozyのハーフの妹の子どもが、つまり甥が、シドニーより交換ホームステイとして、現地の姉妹校である日本の高校生の家にお世話になっていたが、タイト・スケジュールの調整がつき、初めて会うことが出来た・・・・最後にオーストラリアを訪問した時には、まだ生まれていなかったので、妹の旦那さんのオーストラリア人は知っているが、甥は初めての出会いであった・・・・
Kozy自身の兄弟の子どもも、自分の子どもも娘ばかりであったので、女ばかりで、妹だけが唯一男の子を二人生み、その兄が来日したのである・・・・・・クオーターの日本人の血しかないので、外見は全く西洋人であるので、何か不思議な感じはしたが、血は水より濃い・・・ことは実感した・・・・
今回、3時間半ほど話を色々としたが、将来は何になりたいのかと質問した折に、オーストラリアでは、六つの職業を経験しないと、自分の適職はわからない・・・・・との諺があるという返事が来た・・・・まだ、17歳の高校生なので、この諺は英国の諺だと推測される・・・・
日本には、天職という言葉は、若者達にそれはすぐ見つけられるものとの妄想を与えている。しかし、この様な適職・天職の見つけ方に関する諺は、個人的には聞いたことがない・・・・・
米国においてもキャリア・デザインという言葉があり、あたかも人間は理性で天職を見つけられるがごときの妄想を若者に与えている・・・・・
既に公知の事実になってきているように、人間が一番能力を発揮できるのは、理性と情動が合致したときなのである・・・・・
また、もっと掘り下げると、理性というものですら、それまでの限られた経験と知識により構築されるが、経験から得られるのは経験に伴う情動であり、即ち、理性は知識だけだという側面を持つ、しかし、机上の知識だけでは、職業という実際の内容を全て掌握出来る訳ではない・・・・だから、仕事を体感することが、一番の適職・天職の見つけ方の近道になる・・・・・
Kozyが管理職前の研修の中で、管理職適正試験を受けさせられたが、専門職、業務管理職、営業管理職のすべてにおいてトップランクであった・・・・・一体自分の天職は何なのであろうかと思い悩んだことがある・・・・その時にちょうど親父が日本に来ており、親父に、それを決めるのは、会社であり、今、なにを遣らされている???・・・と聞かれ、営業と答えると、会社がKozyの持つ能力で営業の仕事を一番評価しているから、それでよいのだといわれて、吹っ切れたのを覚えている・・・・・
つまり、天職・適職というのは、自分が判断するだけのものではなく、最終的には市場が判断する・・・・・・・・
また、情動というものは、部門の文脈、会社の文脈、業界の文脈の三つの文脈により起動されるものであるが故に、六つの職業の六つが必要十文かは断定できないが、幾つもの職を経験することにより、自然にわかってくるものであるのは事実である・・・・・
文脈という言葉になれていない人がいると思うので、少し具体的に説明をすると・・・・例えば、管理部門では、遣ることは定型化されており期日どおりに処理することが望まれる。遣ったところまでは無駄にならない。しかし、営業は、ある程度は定型化はされているが、常にどの遣り方がよいかは、ハッキリしない。また、正しいことを行っても、成果に結びつかなければ、それは徒労の終わるだけであり、時間の無駄使いになってしまい、結果が全てとなる・・・・・
企業における文脈とは、企業文化とか企業風土とか呼ばれるものであり、昔の成功体験の積み重ねから生まれてくる、つまり、一代で大きくした創業者の価値観、企業の一大飛躍をもたらした当時の社長の価値観などが中心になる・・・・・
業界の文脈とは、業界文化とか業界の風土のことであり、これは顧客のもつ価値観とメイン商品またはサービスの持つ商品の設計思想、サービスの場合のその裏にある哲学のようなものが中心となる・・・・・・・
これらのすべての文脈の相互作用の中にあるのが職なのであり、相互作用がもたらすものが故に、実際に体験しないと判らないものなのである・・・
大企業においては、転部という配属が変わるときは、若いときには喜んで異なる文脈の体験をすること、つまり、ローテーションは、それが故に本質的には、非常に大事なことなのである・・・・これを単に、ジェネラリストの養成と捉えるのは、愚の骨頂なのでもある・・・・・個人の持つ能力を最大限に発揮することが、今の日本の企業には要請されており、この本質的なメリットを忘れてはいけない・・・・・
この様に書くと、なんか転職を勧めているようにとられると思うが、Kozyは25歳までに業界または業種の選択がなされることが望ましいと捉えている・・・・25歳までに六回も転職をすれば、誰も評価しない・・・・
Kozyがお勧めするのは、高校生の時には、色んな職業の人に会い、自分の耳で話を聞き、出来れば実際の仕事を見せてもらい、職業をある程度絞り込む。そして、大学の専攻を決定する・・・・そして、大学においては、同じ業界のアルバイトは繰り返さない、同じ職種のアルバイトも繰り返さない・・・・
余談だが、実は、Kozyは高校時代は建築家になりたいと思っていたが、製図を見せてもらったがあまりの細かさ故に、これは自分に向かないとすっきり諦めた・・・・
これらを実行して、会社の選定をして就職して欲しい・・・・・そして、天職を見つけて欲しい・・・技術革新に伴い大きな変化はあっても、上述した文脈は一旦定着すると、これらは共通の判断基準を醸成するが故に、変更を拒む人間の弱さより、簡単には変わらないのである・・・・・・


Comments
どうも、22歳にして業界業種のみならず
職種までも決定してしまった愚か者です。
名古屋にもずいぶん慣れましたよ。
今度また東京でお会いしましょう
Posted by: matsuda | October 15, 2007 at 04:21 PM